
こんにちは、侑里です。前回までは「スピリチュアルとは何か」と「日本人に必要なスピリチュアルリテラシー」について紹介してきました。今回は、見えない世界の仕組みを理解するための「4大ルール」について解説していきます。



やっほー!魔法使い見習いのミケだよ!🐱 今日は4大ルールについて学ぶんだね!魔法のルール…ドキドキするなぁ…



皆様、本日もお集まりいただきありがとうございます。今回は見えない世界の根本原理とも言える「4大ルール」についてお話しします。この原理を理解することで、皆様の現実をより自在に創造できるようになるでしょう。それでは、始めましょう。
物理世界と情報世界



まず、4大ルールをお話しする前に、大切な基礎知識を共有します。私たちの世界は、物理と情報の2つで成り立っています。



そうですね。物理世界というのは、目に見える世界のこと。この世とか現実世界とか、五感で感じられる領域のことです。



物理世界は、見たり触ったりできるもの…たとえば私のひげとか、肉球とか、おもちゃのネズミとか!…あ、あとおやつも!



そうそう(笑)。そして、その対になるのが情報世界。これは目に見えない世界のことだよ。霊界とか、あの世とか、精神世界とか、パラレルワールドとか…呼び方はいろいろあるけど、全部まとめて情報世界と呼んでいるんだ。



今の社会は、目に見えない世界よりも、目に見える世界を重視する傾向があります。形がないもの、分かりにくいものに、なんとなく抵抗がある人も多いでしょう。



そうかも…見えないものって少し怖いかも。だって何が起きてるかわからないし…



でも、ちょっと考えてみてほしいんです。私たちの身近にある空気とか電波、周波数とか重力って、実は目では見えないですよね。私たちの世界って、こういった目に見えないものによって成り立っています。だから、目に見えない世界は、決して怪しいものじゃないんですよね。
【基礎知識】物理世界と情報世界の違い
物理世界 | 情報世界 |
---|---|
五感で感じられる | 五感では直接捉えられない |
時間と空間の制約がある | 時間と空間の制約を超越できる |
変化には労力とエネルギーを要する | 思考だけで変化させられる |
変化のスピードは比較的遅い | 変化のスピードは極めて速い |
両者は常に相互作用します。
物理世界の現象は情報世界の状態を反映し、情報世界の変化は物理世界の変化を引き起こします。
見えない世界のルール ①:目に見えない世界が9割を占めている



ここで面白い例をご紹介しましょう。宇宙物理学の研究によると、この世界には目に見える物質と、目に見えないエネルギーがあると言われています。



目に見える物質というのは、惑星とか銀河とか、ガスやチリみたいな通常の物質のこと。一方で、目に見えないエネルギーというのは、ダークマターとかダークエネルギーのこと。これらは今でもまだ謎に包まれていて、ほとんど解明されていないんです。



ダークマターってなんだか格好いい名前だね!でも見えないなら、どうやって存在がわかるの?



優れた質問ですね、ミケさん。ダークマターは直接見ることはできませんが、その重力効果によって存在が推測されているのよ。銀河の回転速度や光の曲がり方など、目に見える現象に影響を与えているのです。



さて、ここで質問です。宇宙物理学では、目に見えない世界って、どのくらいの割合を占めているでしょう?10%?30%?それとも、50%?



うーん、難しいな…でも見えないものの方が多そうな気がする…60%くらい?



実はもっと多いのです。答えは、なんと90%以上です!



そうなんです!宇宙物理学の世界では、目に見える世界はたったの5%しかありません。残りの95%は、全部目に見えない世界なんです。



えぇっ!?95%も!?ということは、私たちが見てる世界はほんの少しで、ほとんどは見えてないってこと!?すごい!



その通りです。つまり、目に見えない世界を否定するということは、この世界のほとんどを否定することと同じなのです。



これが、見えない世界のルール その①です。私たちの世界は、目に見えないものが9割を占めている…というものです。
見えない世界のルール ②:物質には物理的要素と情報的要素がある



私たちの身近にある物って、実はすべて、ある物質からできているんです。



例えば、私たちの身体を見てみましょう。身体は細胞でできていて、その数はなんと37兆個もあります。この細胞は分子でできていて、その分子は原子でできていて…さらに細かく見ていくと、原子核があって、陽子や中性子があって…最後には素粒子にたどり着くのです。



わぁ、どんどん小さくなっていくんだね!私の体の中にも37兆個の細胞があるのかな?…数えきれないよ!



この素粒子って、これ以上小さくできない、物質の最小単位なんだよ。面白いことに、目では全然見えないんだけど、突然消えたり、瞬間移動したり、壁をすり抜けたり…もはや物質って呼んでいいのかわからないくらい、不思議な存在なんだよね。



そして、この素粒子には2種類あって、物質をつくるフェルミ粒子と、エネルギーをつくるボース粒子があります。



ボースって、私のお気に入りのぬいぐるみの名前みたいだね!



(笑)ミケらしいね。つまりどういうことかというと、私たちの周りにあるすべての物には、目に見える物質的な部分と、目に見えないエネルギー的な部分が必ずあるということなんだよ。



これが、見えない世界のルール その②です。一つの物質には、物理的な要素と情報的な要素が混ざり合っている。
【科学の視点】量子物理学と見えない世界
量子物理学では、素粒子は粒子であると同時に波動でもあると考えられています(粒子・波動の二重性)。また、「観測するまで粒子の状態は確定しない」という不確定性原理や、「離れた粒子同士が瞬時に影響し合う」という量子もつれなど、常識を超えた現象が科学的に確認されています。
これらの現象は、物質世界と情報世界が深く結びついていることを示唆しています。現代物理学の最先端の発見が、古来からの東洋哲学や神秘思想と驚くほど一致している点は非常に興味深いものです。
具体例で理解する物理と情報の関係



このことを、もう少し身近な例で詳しく見ていきましょう。



例えば、自家用車で考えてみましょう。車を物理的に見ると、ほとんどが鉄の塊ですよね。あとはレアメタルや繊維、ガラスやゴムといった素材が使われています。



では今度は、情報的な面から見てみると…持ち主の愛着とか、家族との旅行の思い出とか、安全運転への願いとか、作った人の思いとか、ブランドへの信頼感とか…そういった情報が車の中に詰まっています。



なるほど~!だから同じ車でも、大切にされてる車とそうじゃない車って雰囲気が違うんだね!



その通り!面白いことに、この情報って、使えば使うほど、深く関わるほど、どんどん蓄積されていくんだよ。例えば新車だと、余計な情報がない、クリアな状態なんだ。でも、中古車は違うんだ。場合によっては、前のオーナーさんの情報がそのまま残っていることもあるんだよね。



中古車って安く買えるのが魅力ですよね。でも、その分、前の持ち主の影響を受けやすいんです。もし前のオーナーさんが穏やかな運転をする人だったら、次の人も自然と心地よく運転できちゃう。これは問題ないですよね。



でも、もし前のオーナーさんが荒っぽい運転をする人だったら、なぜか次の人も荒い運転になりがちなんです。これはなぜかというと、情報が物理に影響を与えるからなんです。



えっ!そうなの?だから私、拾ってきたおもちゃのボールを使うと、なぜか暴れちゃうことがあるのかな…もしかして前の持ち主の猫ちゃんが元気すぎたのかも!
見えない世界のルール ③:情報は物理に影響を与える



その可能性は十分にありますね、ミケさん。これが、見えない世界のルール その③です。情報は物理に影響を与える。そして、その情報の密度が濃ければ濃いほど、影響力も強くなっていく。



今度は別の例で見ていきましょう。例えば、庭に咲いている南天の木。これって、物理的に見れば、光と水で育つ、ただの緑の植物ですよね。



うん!赤い実がなるやつだよね。冬でも葉っぱが緑のままで、きれいな木だよね!



でも、情報的な面から見てみると、実はすごく重要な役割があるんです。南天は、自宅の鬼門封じになるのです。



自宅の北東というのは鬼門と呼ばれていて、悪いエネルギーとか邪気が入ってきやすい方角だと言われています。その悪いエネルギーを跳ね返してくれるのが、実は南天の役割なんです。魔除けになったり、盗難を防いでくれたり、火災から守ってくれたり…そんな、いろんな力を持っているんです。



へぇ~!だからお庭に植えてる家が多いんだね!私も鬼門に何か植えようかな…あ、でも猫なのに庭を持ってないや…



次は神社の例で見てみましょう。神社を物理的に見ると、ただの古い建物ですよね。



でも、情報的な面から見ていくと、とても面白いことがわかるんです。まず、魔を祓って場を清めてくれる浄化の機能があって、幸運を引き寄せる開運の機能もある。さらには邪気を寄せ付けない結界の機能まで…。いわゆるパワースポットって呼ばれる、そんな不思議な力が、目には見えないところで働いているんです。



でも、これって全ての神社で働いているわけじゃないんです。たまに見かけると思うんですけど、誰も手入れをしていない、古びた神社がありますよね。ああいうところは、残念ながら何も機能していないんです。むしろ、危険なくらいなんです。



え!神社なのに危険なの!?



手入れがされていない神社って、邪気が溜まりやすくなって、良くない霊が集まってきちゃうことも多いんですよ。そういう場所に行くと、エネルギーを吸い取られたりすることもあるので、できるだけ近づかないようにしてください。



わかった!気をつけるよ!でも、どうやってそういう神社を見分けるの?



基本的には、清掃がされているか、参拝者が多いか、御札や注連縄が新しいかなどを見るといいですね。地域に愛されている神社は、良いエネルギーに満ちています。
【実践ポイント】良いエネルギーの場所の見分け方
良いエネルギーの場所の特徴 | 避けた方が良い場所の特徴 |
---|---|
清潔で手入れが行き届いている | 手入れが放棄されている |
明るい雰囲気がある | 不自然に暗い、または重たい雰囲気がある |
植物が生き生きと育っている | 植物が枯れている、または異常に生えていない |
虫や小動物が自然に集まっている | 虫や鳥など生き物がまったくいない |
人が自然と集まり、長居したくなる | なぜか人が寄り付かない、早く離れたくなる |
これらは物理的な状態を観察することで、情報的な状態を推測する一つの方法です。
見えない世界のルール ④:情報が変われば物理も変わる



そして次にお伝えするのが、4大ルールの最後、その④です。情報が変われば、物理も変わる。まるで影と形のように、常に密接につながっている。



分かりやすい例で見ていきましょう。まずは車の運転。私たちは交通ルールに従って、左側を走りますよね。



うん!日本は左側通行だもんね!



でも、これが海外の交通ルールになると、車の走る方向も変わっちゃうんです。右側走行になりますよね。この交通ルールって、目には見えない情報です。この情報が変わることで、物理的な動きも変わっていきます。



為替相場も同じような例ですね。2012年にはアメリカドルが80円程度でしたが、現在は大きく変動しています。この為替レートという情報が変わるだけで、輸出入の状況や観光客の流れなど、物理的な現象が大きく変わるのです。



東京の浅草でも、京都の清水寺でも、為替レートによって観光客の数や国籍が大きく変わりますよね。



映画を見る時も同じかな?感動する映画を見ると泣いちゃうけど、怖い映画を見るとドキドキして体が固まっちゃう!でも見てるのは同じスクリーンなのに不思議だね!



素晴らしい例えですね、ミケさん。まさにその通りです。映画という情報が変わるだけで、私たちの身体反応という物理的な変化が起こります。
情報の先行性 – 必ず情報が先にある



ここで大事なことは、必ず情報が先にあって、その後に物理がついてくるということなんです。



しかし、多くの人がこれを逆に考えてしまう傾向があります。現代社会では「まずは行動!」「とにかく実践あるのみ!」というメッセージをよく耳にしますね。



でも実は、情報がきちんと整っていない状態で、やみくもに行動しても、なかなかうまくいかないんです。



あ!それってよくあるかも。計画もなしに走り回ると、結局疲れただけで何も捕まえられなかったり…



そうですね。それどころか、まったく違う方向に進んでしまって、思いもよらないトラブルに巻き込まれることもあります。だから、一番最初にやるべきことは、実は自分の情報設定なのです。



身近な例で言うと、波動の法則というものがあります。自分の波動(エネルギー状態)が変われば、それに見合ったものが引き寄せられるんですね。



例えば、目の前に短気で怒りっぽい人がいたとしても、自分の波動が高ければ、相手に巻き込まれないんです。それどころか、相手が急に優しくなったり、思いやりのある行動を見せるようになったりします。



本当?じゃあ、怒ってる人の前でもニコニコしてたら、相手も機嫌良くなるかも?



単純にニコニコするだけではなく、内側から本当に穏やかで平和な状態でいることが大切だよ。でも、逆に自分の波動が低ければすぐに喧嘩になったり、お互いイライラしたり、何も良いことは起きないんだよね。



だからこそ、私たちが最優先すべきは何をやるかではなくて、自分がどうあるべきか。実は、何をするかって、そんなに重要ではないのです。なぜかというと、情報が整っている人は、どんな選択をしても、すべて上手くいくからです。
【実践のヒント】情報設定の方法
情報(内側の状態)を整える具体的な方法:
- マインドフルネス瞑想:思考を観察し、現在の瞬間に意識を集中させる
- アファメーション:肯定的な言葉を繰り返し、潜在意識に働きかける
- ビジュアライゼーション:理想の状態や結果をイメージする
- 感謝の実践:日常の中で感謝できることに意識を向ける
- 内側からの言葉選び:ネガティブな言葉を減らし、ポジティブな表現を増やす
これらの実践を続けることで、情報状態が変化し、それに伴って物理的な現実も変化していきます。
私たちの思考が現実を作り出す



よく思考が現実化するという言葉がありますけど、これは脳に刻まれた情報が、物理世界にそのまま反映するという仕組みです。



私たちの現実は、無意識の思い込みが作り出しています。「私はいつも損をする人生だ」と思い込んでいたら、実際に損する出来事が次々に起こりますし、「お金は苦労して稼ぐものだ」と思い込めば、実際に苦労が絶えない収入状況になります。



そうなんだ!「人は信じられない」って思ってると、本当に裏切られるってこと?



そうなんだよ。何かトラブルが起きた時に、「あの人が悪い」とか「環境が悪い」とか、そう考える方もいると思うんだけど、でも実は、全部自分の中にある情報が作り出しているんだよね。



この自分の情報状態は、ほとんどが子どもの頃に作られています。親との関わり方、うまくいった経験、失敗した経験、褒められた時の記憶、叱られた時の記憶…。そういった経験の中で、知らず知らずのうちに、自分の行動パターンが出来上がっていったのです。



子供の頃って言っても、私の場合は子猫の頃かな?その時の記憶ってあんまり覚えてないけど…でも時々、理由もなく怖がったりすることがあるよ。



それもきっと、過去の体験から作られた情報パターンが影響してるんだと思うよ。私のメソッドでは、目に見える現実を直接変えることはできません。でも、目に見えない情報なら、いくらでも変えられます。



まず最初にやることは、古い情報を消していくこと。子どもの頃に刷り込まれた価値観や偏見、自分の可能性を狭めてしまうようなパターン…そういったものを、まずは徹底的に消していきます。



そして、その上で、人生を素晴らしいものにしてくれる情報に書き換えていく。そうすることで、あなたの現実も、まったく新しい姿に変わっていきます



わぁ!それって、まるで魔法みたいだね!



ミケさん、そうなんです。これこそが本当の「魔法」とも言えるでしょう。魔法というのは、目に見えない情報を書き換える力であり、古い情報を手放して、夢を現実にする情報を取り込む力なのです。
4大ルールのまとめ



以上、見えない世界の4大ルールをお伝えしました。
- 私たちの世界は、目に見えないものが9割を占めている
- 一つの物質には、物理的な要素と情報的な要素が混ざり合っている
- 情報は物理に影響を与える(情報が濃いほど影響力も強くなる)
- 情報が変われば、物理も変わる(影と形のように密接につながっている)



これらのルールを理解することで、見えない世界の仕組みがわかり、現実を変える方法も見えてきます。次回は、この4大ルールを活用して、実際に見えない世界を操る技術について解説していきましょう。



わくわくするなぁ!次回は具体的にどうやって奇跡を起こせるのか知りたいよ~!



次回は「開運・引き寄せ・ヒーリング – 初心者でもできる5つの実践テクニック」というテーマでお届けします。奇跡の起こし方や願いの叶え方など、具体的な方法をお伝えしますので、お楽しみに!



皆様、次回もぜひお越しください。今日学んだことを少しずつ日常に取り入れてみると、すでに変化が感じられるかもしれませんね。



みんな、次回も一緒だよ!じゃあね~!🐱